英会話カフェって実際どうなの?効果あるの?と気になる方も多いと思います。
私は、ある英会話カフェの月間パスを購入し、約3ヶ月間通い続けました。この記事では、その体験談や感想、さらに実際に通ってみてわかった「英会話カフェの効果的な活用方法」についてお伝えします。
まだ行ったことがない方や、通っているけれど学習方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
英会話カフェに3ヶ月通った体験談
私の英語レベルと学習スタイル(当時)
当時の私の状況は以下のとおりです。
- 英会話は初級レベル
- 英会話スクールに週1回(50分)通っていた
- 空き時間には教材やYouTubeで単語・文法・フレーズを学習
- 英会話カフェは、最初は週1回・1時間程度 → 2ヶ月目から週4回・1〜2時間通うように
このような状態から英会話カフェに通い始め、どんな変化があったのかを振り返ります。
1ヶ月目:リスニングに苦戦した日々
英会話カフェに通おうと思ったきっかけは、「英語習得には約2,000〜2,300時間必要」という研究を知ったことです。
日本人は高校卒業までに1,000〜1,300時間学習していると言われていますが、それでもあと1,000時間以上は必要。週1回の英会話スクールではとても足りないと感じ、もっと「英語漬け」になる時間を確保したいと考えました。
最初の1ヶ月は、週2回ほど1時間ずつ英会話カフェに通っていましたが、とにかく英語が聞き取れないことに苦戦。特にLとRの発音の違いが難しく、家でYouTubeの発音講座を見て必死に練習しました。
この時期は、ほとんどリスニング強化の期間だったと言えます。
2ヶ月目:月間パスで本格的に通い始める
少しずつ発音に慣れてきた私は、もっと英語に触れる時間を増やそうと月間パスを購入し、週4回通うようにしました。
この頃には、特定の外国人スピーカーとも仲良くなり、表現を教えてもらうこともありました。また、「フレーズで覚える」学習法が効果的だと知り、よく使う表現を重点的に覚えるようにしました。
英会話カフェでよく話題になるテーマ例:
- 日本や地元の地域
- 外国人スピーカーの出身地や海外の観光地
- 仕事
- 食べ物
- 趣味
フレーズを丸ごと覚えておくことで、考えずにスッと口から出るようになり、応用力も徐々についてきました。
3ヶ月目:徐々に感じる違和感と限界
努力の甲斐あって、英語も少しずつ話せるようになりました。しかし、3ヶ月目に入る頃から、ある不満を感じ始めました。
私が通っていた英会話カフェは予約不要・人数制限なしのグループトーク形式。安価だったため人気があり、曜日によっては初心者・中級者・上級者が入り混じる状態でした。
その結果、英語が上手な人ばかりが会話をリードし、初心者の私は発言するチャンスが少なくなってしまいました。スピーカーが配慮して話を振ってくれることもありますが、やはり流れは上級者優位。
他の参加者からも同様の声を聞きました。「お金を払っているのに、ほとんど話せない」と感じる場面も増え、英会話カフェには通うのをやめることにしました。
地域によっては、しっかりレベル分けされている英会話カフェもあります。そういった場所の方が初心者には向いていると思います。
英会話カフェの活用法|体験から学んだポイント
1. あくまでも「学習手段のひとつ」と割り切る
TOEICで高得点を取っていても、話せない人は意外と多いです。スピーキングの練習をしないと、実際に外国人とスムーズに会話するのは難しいもの。
英会話カフェは、そうした練習の「場」としては非常に有効です。ただし、単語や文法の基礎知識は別途学ぶ必要があります。
つまり、英会話カフェはアウトプットに特化した場と考え、他の学習法と並行するのが理想です。
2. 発音・リスニング・スピーキングに集中
英会話カフェで得られる主なスキルは以下の3つです:
- ネイティブ発音とカタカナ英語の違いを知る
- 実践的なリスニング力
- 会話を通じたスピーキング力
例えば「YouTube」は日本語だと「ユーチューブ」ですが、カナダ人の発音では「ユーテューブ」に聞こえます。こうした発音の違いに気づけるのも、実際に話してみるからこそです。
3. 学習以外の目的でも活用できる
英会話カフェは、語学学習以外の楽しみ方もあります。
- 外国人スピーカーから海外の文化や旅行情報を聞く
- 同じ英語学習仲間と出会う
- ちょっとした息抜きや社交の場にする
ただし、出会いやナンパ目的で来ると嫌がられることもあるので注意しましょう。
私は、カナダ人やドイツ人から穴場の観光地を教えてもらったり、飲み会に誘われたこともありました。うまく活用すれば、楽しみながら英会話の練習ができます。
まとめ|英会話カフェは学習の「実践の場」
3ヶ月間の体験を通じて感じたのは、英会話カフェは学習方法の一つに過ぎないということ。
カフェの仕組みやサービスの質によって、効果は大きく異なります。英会話の基礎がしっかりしていないと、聞き取れなかったり話せなかったりします。
まずはインプット(単語・文法・リスニング)をしっかり行い、そのうえでアウトプットの場として英会話カフェを活用するのがオススメです。